万座山草園の様子

先日、去年種を蒔いたセンジュガンピが、花を咲かせ始めだしたので、もう全部山草園に入れてやることにした。しかし、あっという間に全ての花芽がウサギの餌食に…なんてこった!

怒り心頭にしていたら、なんと3匹の悪たれウサギの1頭が、物置に迷い込んできた。ヨッシャー!食わんとばかりに捕まえると、ギャー!!!という、すごい声で鳴いた。日本ネイチャーゲーム協会のウサギ笛の音は本当に良く似ているんだなあと思った。ビックリした。

さて、捕まえたはいいものの、殺す気にはとてもならない。育てた山野草を食べられまくって怒り狂い、アイアン片手に追いかけ回していたはずなのに、やはり生き物を殺すというのはできないものだ。とりあえず万座高原神社に連れて行って放してやった。あそこから万座温泉まで上っては、とても来れないだろう。そして野生に戻って生き延びれるかは万座高原神社の神様がお決めになるのだろう。

センジュガンピの花芽は食べられてしまったが、同じナデシコ科センノウ属のフシグロセンノウの花芽は食べられてはいない。うーん、なんでだろう?しかし種苗から出してやるのが遅かったので根を痛めてしまった。秋に花芽が膨らんでしまって、これからまだ花は咲くことができるのだろうか?


  


気になっていたものに、ハンゴンソウがある。超暑い日の日中にホテルの中庭から移植したので、日光及び水分障害で瀕死の状態だったのに大手術をしてしまったのだ。移植後二週間経っても先端のしおれが回復せず、半ばあきらめていたのだ。

しかし、おお、黄色い花が見える。周囲よりも開花は遅かったが、確かに咲いた。良かった良かった。

移植後、しおれてしまった茎と先端をセロハンテープで止めておいたのだが、いつの間にか先端のセロハンテープから数十センチ成長していたようだ。夏に雨が多かったのも幸いしたのだと思う。来年もがんばってくれよ!