芳ヶ平湿原下見

7/28には、女子中学生たちを芳ヶ平湿原にご案内することになっている。さて、何をお話しようかな…っていうか実際には自分がやるのだからお話しすることは決まっている。コースの把握と時間の感覚、現在の生物相を見ておきたい。

渋峠には、ゼンテイカが結構ある。ここにこれだけあるのだから、万座にだってあったっていいだろう。よし、どこかに群落をつくろう。

オシラビソの球果が見えた。今年は豊作年ではないので、ほんの一部の木にだけできている。

芳ヶ平湿原にでると、ヒオウギアヤメがかなり群生していた。そうか、この付近もヒオウギアヤメなのだ。心なしか万座のものよりも上の葉の白みが強いような気がする。


  


湿原の中では、ハナニガナでミヤマモンキチョウが吸蜜していた。自然界では色の華やかなほうがオス…と覚えていたら、この写真では左のほうがオスのように思ってしまうが、そうではない。こいつらにとっては黄色が華やかなんだとさ。

以前に唐沢先生に教わった顔の白いトンボはカオジロトンボ。芳ヶ平湿原で会うことができた。


  


帰りの道、白根隠山から白根レストハウスに戻る途中、ミヤマモンキチョウのオスがメスに盛んにアタックしていたが、どうも相手にされなかったようだ。初めメスは羽を開いてとまっていた。そして近づくとパタパタと閉じて拒んでいたように見えた。こうやってオスの交尾アタックを避けているのだろうか?上手だなあ。