まだ日本興業別荘地下見

今日の下見は結構大勢。私の他、赤坂さん大西さん住田さん杉田さん、そしての別荘地住まいの石川さんの6人で歩く。

いきなり見つけたのはイノシシのこすり跡。モロに道路の脇なのに、こんなところを縄張りにしているのか?

そして、ウコギがあったのだが、何ウコギか解らない。ウラジロウコギかヒメウコギか…

解らないつる植物、一つ目は右側の写真。ヤマノイモ属ではないようだ。


  


シダ植物のような葉があちこちに見られる。なんと、これはタムラソウ(キク科タムラソウ属)だったようだ。石川さんの詳しいこと!

右の写真のつる植物は、ボタンヅルのように思う。昨日近いところで花も確認した。


  


左のつる植物も、質問されて解らなくてパスしたもの。

形的に、「あ、オニノヤガラだ!」と思ったが、冷静に考えるとサイズが違う。シャクジョウソウ(イチヤクソウ科シャクジョウゾウ属 )だった。

右のシュートを見て、石川さんは一発でアキノキリンソウと仰った。凄いなあ。


  


杉田さんが参加すると、すぐにきのこを採るので少し困る。ちゃんと食えよ?ちゃんと…。しかし凄い色だ。コナラ林なのでオオウスムラサキフウセンタケではないし、ぬめりがないのでムラサキアブラシメジモドキでもない。

?カワムラフウセンタケ ?ムラサキフウセンタケ のいずれかだと思うのだが…。

日陰の場所ではトモエソウ(オトギリソウ科オトギリソウ属)が蕾だった。当日、日なたで撮ったこの写真のように咲いてくれていたならいいなあ。


  


アケボノソウ(リンドウ科センブリ属)はとてもきれいな花だが、当日はまだ早いだろうな。

エドクソウ(キツネノマゴ科ハエドクソウ属)は昔、根を煮つめた汁でハエ取紙をつくったことによるらしい。


  


ふと見たら、ヤチダモ(モクセイ科トネリコ属)の根っこが空洞になっている場所があった。これは使えそうだ。さて、何をするかな…。

ご近所の西山様が、「当日、庭に入ってイワナを見ていいよ」と言って下さった。フィールドビンゴに入れよう。

右は精細を欠いたきのこの写真。これじゃ同定しようがない…のだが、場所埋めの一枚。


  


私はランの同定はしないのだが、せっかくなので今日見たランを調べてみた。きっと、ツレサギソウ(ラン科ツレサギソウ属)だと思う。薄暗い林床にひっそりと咲く姿を見て、「素敵」と思う人がいて、盗掘する人もいるのだが、私にとっては何が良いのかよくわからない。この日記は植物分布の役割もしているので、日記には載せておいた。