嬬恋高原でスノーシューⅠ



2月18日に嬬恋高原ゴルフ場付近でスノーシュー体験ツアーをやることになっている。
http://naturekimura.jp/archive/kensyukai/20070218.pdf

要するにこのイベントの公開リハーサル&研修会
http://www.princehotels.co.jp/ski/manza50/ca_02.html

空中写真では、浅間コースの方がずいぶん小さく見えるなあ。

ゴルフ場のクラブハウスからスタート。この少し横でスノーシューを履かせようか。

まず目に入ってくるのは大量のモグラ塚。モグラかあ〜、別にどうっちゅうことないなー。


  


コースの垣根に使っている木には褐色の板状の翼がある。これはニシキギか。へえ、センスのいいこと。

アカマツの木にはおおよそ瘤が見られる。一般的に見られるマツこぶ病とは、違うように見えるが…?
http://www.sakura.cc.tsukuba.ac.jp/~yyamaoka/rust/rust_croo.html

カラマツにテングス病が見られる。これに野鳥が巣でもかけていてくれたら…。


  


日向ではどの木も、たいがい根開きになっている。

木の根元に白い塊があった。ふーん と裏側を見るとテンの糞がたくさんある。新しいもの、古いもの。まるでタヌキのため糞のようだ。テンも一箇所にこんなに集中的にすることがあるのか。

とすると、じゃあさっきの白いのは動物を食べた後に出るリン酸カルシウム(骨)たっぷりの糞だったのかも。


  


今日のコースではヤマボウシがたくさん植えられていた。冬芽の観察としてなら、面白い形はしている。

どっかで見たことのある冬芽だなーと思って歩いていた…え!もう蕾が開き始めている状態か?これはツツジだ!
いやいや、当日ツツジの花見をしながらスノーシューなんてことはないだろうな…。

アカマツの実が木に挟まっている。これだけ意図的だと、動物の仕業だということがはっきり解る。やっぱ鳥かなあ。カケス…あたりか。

ゴルフ場の周遊が終わったあたりで出てきたのはカシワの木。こんなところに大きな木があったのか。秋に実を採りに来よう。ゆずりはの話くらいはしようか。離層も確認してもらおう。大きな冬芽も楽しんでもらおう。


  


ウラジロモミ、そして本コースで一番大きなサクラの木、よし、ここで何かイベントを考えよう。

この一帯の笹は隈が著しい。一般的にはクマザサで支障ないと思うが専門的にはアウト。クマザサの自然分布は京都に限られているというのだ。でもミヤコザサにしては隈がはっきり出すぎている。ゴルフ場ができて約35年。持ちいれた園芸品種クマザサが爆裂的に広がった可能性はあるのだろうか?


  


ここから最後に森林ツアーをちょっとやって、周遊コースとしよう。

老木が倒れ朽ち果てている。「枯れ木も山の賑い」と私は思うのだが、一般の方にもそう思ってもらうにはどう話そうか。

?の植物は、なんとミヤマウグイスカグラの葉柄の基部がつば状になった跡らしい。こりゃたまげた。

とりあえずコースを一周してみたが、確かに他にコースを取りようが無い様に思える。もっと森林の中に入りたかったが、今年の場合は雪が少なくて余計に危ない。これでイメージを膨らませてみよう。

最後に、コゲラが近くに来てくれた。ギーギーの声はがんばれよって言ってるみたいだ。