バラギ湖下見

明日の下見にバラギ湖へ。これが案外知らない植物が多い。行って良かった。

まずはサラシナショウマキンポウゲ科サラシナショウマ属)の蕾が目立つ。花の写真を持って行こうと思う。

ふきの花はメタカラコウ(キク科メタカラコウ属)舌状花が1〜3枚。で、これが8個くらいあるのがオタカラコウ。雌宝香と書くその名の由来は根茎の香りが竜脳香という香料の香りに似ているからという。

ヤブジラミ(セリ科ヤブジラミ属)があった。今までシャクだと思っていたのもこれだったのではないか。


  


フシグロセンノウ(ナデシコ科センノウ属)が目立つ。節が確かに黒い。

イヌトウバナ(シソ科トウバナ属・中)は、クルマバナ(シソ科トウバナ属・右)と混同しそうだ。花の形と色はそっくり。見間違わないように案内しないと。


  


ダイコンソウかと思いきや、よく見ると少し違う。これはミツモトソウ(バラ科キジムシロ属)という。水元草から来ていて水周りにある。ちなみにダイコンソウもあるので注意。

ウシタキソウ(アカバナ科ミズタマソウ属)は丸い実に細かな毛がいっぱい生える。

夏に持ち越したウコギ科の植物は、葉の毛の多さからケヤマウコギ(ウコギ科ウコギ属)と判明。気になっていた。


  


イワアカバナ(アカバナ科アカバナ属)とアカバナの違いは雌しべの先端(柱頭)にある。イワアカバナは球形で中央に、アカバナは楕円形で少し横にずれる。

ツリフネソウ(ツリフネソウ科ツリフネソウ属)はその船の形と水辺がマッチしたいい花だ。

バラギ湖のゲンノショウコフウロソウ科フウロソウ属)は、白色のようだ。


  


イヌタデタデ科タデ属)はどこにでもある。都合上の一枚。

クサレダマ(サクラソウオカトラノオ属)は、腐れ玉ではなく、マメ科の低木レダマに似ているという。しかしレダマという木は山渓カラー図鑑(¥4796税別)にも載ってないぞ?

トモエソウ(オトギリソウ科オトギリソウ属)があった。このように渦巻き状にねじれたものに巴(ともえ)という名が付いていることがたびたびある。


  


チダケサシ(ユキノシタ科チダケサシ属)の紅色の濃いものがあった。バックが湖で映えていた。

ヨーロッパトウヒ(マツ科トウヒ属)で三股の木があった。山の峰にある三股の木は山ノ神の宿り木であるから伐ってはいけないのだという。しかしここは湖畔だ。

スイレンスイレン科ハス属)は、自然保護から考えると良くないが食糧危機から考えると推奨。しかし嬬恋に持ち込むことはない。


  


タケニグサ(ケシ科タケニグサ属)は毒草。大きいものは2mを越す。アップで撮ってみた。

ヤマアワ(イネ科ノガリヤス属)がまとまってあったので撮っておいた。

クサフジマメ科ソラマメ属)の花期は長い。5月から9月。