渋峠・芳ヶ平クリーンハイキング

急遽渋峠・芳ヶ平クリーンハイキングに参加する事にした。友人の顔も見たくなったし、あの花を撮っておきたい。

万座側18名、草津側30名程の参加だった。このコースに入るとまずはオトギリソウの群落。シナノオトギリかイワオトギリだろうが確認する暇がないのと、葉をちぎって調べなくてはならないので今日はちょっと。

モミジカラマツ(キンポウゲ科モミジカラマツ属)も凄い。その昔、これも試食してみた事を思い出した。・・・キンポウゲ科のものを食べるもんじゃない。


  


渋峠はオオシラビソが多い。たわわな球果をたっぷりつけている。何月頃にこれが散るのだろうか。

ダマシ平あたりの笹は毎年、白斑が出るものがある。地元の方が、「今年はこの白斑が多くてねえ。笹が枯れる前ぶれかもしれないねえ。」と言った。これは仮説としては面白い。今年のシラビソ・オオシラビソ・カラマツの球果の豊作は笹の一斉枯死に合わせて戦略的に種子の大量散歩を図ったものだとしたら・・・?

ヤマハンノキ(カバノキ科ハンノキ属)は高山では矮小化して低木になっているが、条件が良いと亜高木になる。皮目に特徴があるので撮っておいた。


  


ミヤマコウゾリナ(キク科ヤナギタンポポ属)もそろそろいい頃だ。下にあるコウゾリナよりも小さくやわらかい感じがする。

そしてこれ。今日撮りたかった花の一つ、イワショウブ(ユリ科チシマゼキショウ属)。うーん、残念。距離がありすぎて上手く撮れない。涼しげないい花だ。

今日芳ヶ平湿原で見たモウセンゴケモウセンゴケモウセンゴケ属)は、万座のものよりも小さいように見えた。今の時期白い花をつける。モウセンゴケ被子植物であり、コケ植物や地衣植物ではないのだからコケという名前を取るべきだ。