ふわふわの森



嬬恋の紅葉ももう終わり。森に入ると足元は落葉でふわふわ。一足踏むたびに「サクッサクッ」と音がする。これでは地上性のキノコを見つけるのは難しい。

以前、門貝で車を降りるとすぐ下の谷から「サクッサクッ」と音がした。キノコ採りの人だと思って近寄っていった。逆光でよく見えなかった。…突然、大きな声で吼えられた。ツキノワグマだったのだ。大型バスのエンジンが掛かった音に酷似。100m8秒フラットの俊足?で逃げたから良かったもの、一般人だったらどうなっていた事か。

森を覗くとボタンヅル(キンポゲ科センニンソウ属)の種がふわふわと。しかし変わった形だ。いろいろと連想してくる。

コハウチワカエデ(カエデ科カエデ属)も良い色が出るカエデである。樹形もまとまりがあり、人気の庭木の一つ。カエデの下は赤いじゅうたん。霜月の森はふわふわの森。